就活の軸は成長できるかどうか
圧倒的成長をしたい
どれも就活の時に急に口をそろえて言われる言葉です。
就活でなくとも、先輩や上司に成長を求められることは多いでしょう。
成長する気が起きない自分はダメ人間だ。
成長して何か悪いことがある?
そう思うかもしれません
今回はこの“成長”について考えてみました。
果たして成長とはどういうことでしょうか。
深く考えて使っている人は少ないように思います。
まず言葉の意味として言うまでもなく
成長とは、物理的に大きくなること。
発展・進歩することです。
ここでは後者の意味で使っていますが、
”どの方向へ”という視点を飛ばしている人が多いのではないのでしょうか。
圧倒的に成長したいのでベンチャーに入る。
コンサルに入る。ハウスメーカーに入る。
成長とは漠然とお金を得て、
社会的地位を得て、人に尊敬されるという方向に進むことを
成長だと何となく考えているのではないでしょうか。
単にできないことができるようになるというだけであれば
お金も社会的地位もいらないはずです。
また仮にお金や社会的地位を得ることを目標とするとして
その結果として
何を諦めることになるのかという視点も必要だと思います。
一方で、成長の結果、失う・諦めることになるものが
自分にとって本当に優先順位が低いのであれば、
他人がいう成長に乗っかってみるのもありです。
成長したいならうちの会社きなよと言われることが
急に就活になると増えます。
その際、例えとして微妙かもしれないですが
方位磁針の北が自分が
成長して進むべき方向、南が全く興味のない方向だとすると
北か南のどちらかをはっきりさせ、針の向きを固定してから北に前進(=成長)しないと、進んでいるだけで目的地から
遠ざかっているという事態になるわけです。
貴方の意思や違和感をまともに聞きもしないうちに
しきりに成長(=前進)を訴えかけてくる会社があったら
どちらが自分の人生にっての“前”か分かっていない学生を
後ろに引っ張りながら前進だと言っている可能性が高いのです。
良くも悪くも会社は成長を求めます。
しかしそれは会社の望む方向への成長であって、あなたが本当に望む方向への成長は、
基本的には応援してくれないものと思っておいた方が、うまくいくはずです。
目先のことをまずは頑張るというのはとても大切です。
しかし、
会社が望む方向へ成長したら、、
あれ?
自分の欲しいものを失うことにならない?
それに気が付いたら、我々は声をあげなくてはいけないのです。
前に進んでると思ったら~
後ろに進んでました~
チクショーーー!!!

コウメ太夫
POINT
・安易に成長を求めるのはやめよう。
・自分にとって本当に意味のあるもの/ないものを見極めよう。
・自分が決めた方向に進むことが成長。
・他人が求める成長とは、他人が求める方向へ向かうこと。
過度な成長主義やあなたの感性を無視した“成長”は、
とりあえず進め!望まない方向だとしても責任は取らない!
ということ。
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